September 19, 2006

『MURDERBALL』

『MURDERBALL ?マーダーボール』の試写会に行って参りました笑い

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ストーリー…
慣れた手つきでカスタマイズされた車椅子に乗り込み、トレーニングのためジムに向かう男。
長いヒゲと派手なタトゥーが印象的なマーク・ズバンは、ウィルチェアーラグビー(車椅子ラグビー)のアメリカ代表である。
11年前の交通事故で四肢麻痺障害を負ったが、事故に遭う前から両親も手を焼く“荒れくれ者”だった。
車椅子生活になった今でも、健常者相手に喧嘩を吹っかけ『俺が車椅子だから引くのか?来い!殴り返してやる』と、正確はそのままだ。
ウィルチェアーラグビーに参加するほとんどの選手が頚椎を損傷しており、同じアメリカ代表選手のアンディ・コーンは交通事故、スコット・ホグセットは喧嘩が原因で、ボブ・ルハノは子供の頃の病気で両肘・両膝の先を失い、車椅子生活を送っていた。
2002年、スウェーデン・イエテボリにて開催された世界選手権大会。
これまでの世界大会はアメリカが10年連続で優勝。
全勝で勝ち進むアメリカは、世界ランキング5位のカナダと対戦することとなった。
カナダ代表チームでは、かつてアメリカ代表として、数々の偉業を成し遂げたジョー・ソアーズが監督を務めていた。
ジョーはアメリカ代表から戦力外通告を受けたことを納得できず、無断でカナダに渡り、監督に就任していたのだった。
元チームメイトとの対戦を前に『アメリカの戦術は古臭い』と、闘争心を剥き出しにするジョー。
そんなジョーに対しマークたちは、アメリカ代表チームの作戦やサインを持っていった“裏切り者”だと反発心を強めていた。
試合は接戦の末、最終ピリオドへ。
同点となり、残り時間10秒、アメリカの最後のパスは通らずに試合終了、カナダが勝利を収めた。
初めて味わう敗北に打ちひしがれるアメリカ代表メンバーだったが、2004年アテネ・パラリンピックに次の目標を定め、カナダを倒し、再び世界の頂点に立つことを誓う。

戦車のようにカスタマイズされた車椅子を駆使して相手をなぎ倒し、格闘技にも匹敵する激しさから“マーダーボール”(殺人ボール)とも言われる競技、ウィルチェアーラグビー。
実際激しくぶつかりあう車椅子の車輪部分はベコベコ状態で、ぶつかった瞬間はある意味交通事故かのようで、ケガをするのではないかとハラハラする。
今作は『マーダーボール』という作品を作ったというよりは、実際のアメリカ代表に密着取材をした、映画というよりドキュメント番組。
実際にアメリカ代表選手本人達をそのままキャストにして、彼らが車椅子生活を余儀なくされた時の話や、立ち直り方、車椅子になっても彼女ができるという喜びや家族愛、そして事故の加害者との確執や苦悩をそのまま描いている。

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アメリカ代表チームがカナダに負けたのと同じ頃、ニュージャージー州のケスラー・リハビリセンターに入院しているキース・キャビルは、4ヶ月前にバイク事故に遭って以来、リハビリ生活を送っていた。
靴を脱ぐことすら自分でできないという現実に絶望する日々だった。
しかし、ウィルチェアーラグビーの説明会に参加し、マーク・ズパンの話を聞いた途端、最初はためらいがちなキースも、『俺は車椅子になってからのほうが活動的になった』と話すマークや競技用の車椅子の造形に魅了され、ウィルチェアーに興味を持つようになっていく。
マークは仲間達にこのキースの話をする。
自分の話を聞いて、競技用の車椅子に乗ってぶつかってみたいと、ここでは危ないという周りの制止を振り切って目を輝かせている彼の話をとても楽しそうにしていた。
ウィルチェアーラグビーの楽しさを伝えることができたこと、絶望のふちにいた一人の人間を立ち直らせ、希望を与えられたことがとても嬉しかったのだと思う。

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アメリカ代表から戦力外通告を受けたジョー。
彼は“裏切り者”と言われてはいるけれど、障害を持ってからこのウィルチェアーラグビーに出会い、生き甲斐にしてきた彼にとっては、簡単に諦めることはできないし、何よりもこのウィルチェアーラグビーを心から愛しているのだと思った。
このことは彼の親族が皆知っていることもあって、母国を裏切って、カナダで監督となることになってしまった彼を責める親族は誰もいなかった。
裏切られたということが大きくて、彼の気持ちを、戦力外通告を受けた彼の絶望感を理解できないアメリカ代表選手達も、同じ立場に立たされた時に初めて気がつく(気がつくに違いない)のかと思うと、ちょっと悲しい。

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今作の話の中心にいるマーク・ズパン。
そもそも彼がこの障害を負ったのは、卒業前に呑みに行って、眠くなって親友の車の荷台で寝ていた時、同じく呑んでいた親友が車を運転して帰り事故にあった。
親友は無事だったけど、荷台にマークが寝ていたことを知らなかった彼。
そして寝ている間に、車が出発して気がついた時には、事故に遭い、荷台から飛ばされていたマーク。
仲が良かった二人。
それだけに、その日以来できてしまった二人の溝が、今作でよく描かれていて、カナダとの決戦の地アテネで二人の関係も大きく変わったことがよく分かった。
お互いが負った心の傷には、少なくともかなりの時間がかかったのだと思う。
この二人の関係の影で、マークの両親が全くその親友を責めなかったことが、何より嬉しかった。

障害を持っても、彼らはいつもそんなこと感じさせずに生きている。
自分達の障害をも利用して、健常者を驚かせる。
果たして、coropyが同じ立場に立たされた時に同じことを出来るか疑問だ。
それでも生きていることがすばらしいと思えるくらい、強い人間になれていればいいなと思う。
それと同時に、そういった人達を支えられる人間でもありたい。

ムードメーカーのボブ・ルハノの言葉。
『手も足もない?何も問題ないさ!』キラキラ


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